Research

• Theoretical studies of reaction and structure of unstable nuclei
  • Focusing on;
    bulk structure of atomic nuclei,
    eg. density distributions and geometrical sizes of nuclei,
    reaction mechanism of exotic nuclei,
  • using;
    nuclear reactions at intermediate energies,
    hadron-nucleus scatterings.
  • Framework:
    Black-sphere(BS) model of nuclei, Glauber approximation.

原子核半径、全反応断面積、バルクな核物質の性質
（２００３年～進行中）：

　　理研に着任して現在の２人の共同研究者と 出会えたことで、本研究が生まれることとなった。 ３人での雑談がきっかけで、幾何光学（Fraunhofer 回折）に基づく“くろたま模型（上記）”を考案し、陽子‐原子核弾性散乱微分断面積や全反応断面積測定値（?R）に基づいた原子核サイズの定量的解析を可能にした。この模型は、励起状態の大きさの議論にも有効であることも判明した。
　　また、この模型を基に構築した“くろたま断面積公式”では、入射エネルギーに依存した調節パラメタなしに、核子あたり 100 MeV 以上の ?R データを再現する。さらに、模型の適用範囲外の低エネルギー側を、 simulation code でよく使われている Tripathi formula と hybrid 化した "Hybrid Kurotama model" はデータの再現性の高さ（図１）から、ガン治療計画をたてる際などのsimulation でも使われている汎用コード "The Particle and Heavy Ion Transport code System (PHITS)" に version 2.52 から正式採用された。

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