『車いすでカリフォルニア』


  このページでは、日本評論社の許可を得て、
拙著『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)
     著者:小濱洋央・小濱真実子
の本文の一部と、入手困難な参考文献を公開しています。
                           1997年 7月 1日
                                      著者の一人:小濱洋央

視覚障害のある方へ
 このページでは拙著の原稿全文のテキストファイルを、出版社の許
可を得て公開しておりましたが、ほとんど反響がありませんでした。
残念ながら、全文公開は中止いたします。
1999年11月8日           著者


カリフォルニア州立大学・ノースリッジ校へのリンク

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ちらし

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          >>>>> 『車 い す で カ リ フ ォ ル ニ ア』 <<<<<          
                                                                    
                  小 濱 洋 央  ・ 小 濱 真 実 子                     
                 こはまあきひさ・ こはま まみこ                      

                                                     ## 日本評論社 ## 
                                                四六判上製・248頁。
                                                本体価格:1500円。
                  ***** 6月25日店頭発売開始 *****                  
======================================================================
  [興味をもってくださりそうな方に転送していただければ幸いです。]

 1991年夏、私たちはロスアンジェルス郊外にあるカリフォルニア州立大
学ノースリッジ校(California State University, Northridge :CSUN、
シーサンと発音する)を訪れ、そののどかな町で二カ月間を過ごしてきました。
洋央の原子核物理学の共同研究のためです。

 この本は、その私たちの初めての海外生活をエッセイ風にまとめたものです。
本文は、車いすを利用している夫の洋央はその立場から、妻の真実子は介助者
の立場から、それぞれ書いています。海外に行く際の準備や向こうでの経験を
中心に、アクシデントや失敗談も含めてできるだけ具体的に綴りました。また、
写真とイラストは真実子が担当しました。

 車いすでこれから海外に行こうと考えている人の参考にしてもらえると嬉し
いです。もちろん、車いすとは無縁と思っている人にも楽しめるようにしたつ
もりです。

 なお、本文中ではあまり触れられなかった洋央の研究内容の詳細については、
以下のホームページを見てください。
           http://tkynt2.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~kohama
視覚障害がある方のために、本文のテキストもそこで公開する予定です。

                     1997年6月     [著者:小濱洋央・小濱真実子]
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推薦のことば

   推薦のことば

 この本の著者の一人、小濱洋央君は原子核理論物理学の分野で活躍している
若手研究者である。小濱君は一九八八年の春、上智大学を卒業して東京大学大
学院理学系研究科に入学し、私たち原子核理論研究室に参加した。指導教官は
矢崎紘一教授であったが、私も同じ研究室で研究していたから、小濱君の熱心
な研究ぶりは近い所から見ていて感心していた。私は翌年、東京大学の総長に
就任し研究室を離れたが、時どき研究室で会ったり、昼食をいっしょにとった
りして小濱君の明るい元気そうな笑顔を見るのが楽しみであった。
 小濱君の笑顔と書いたが、これは非常な逆境を克服したうえでの笑顔で、つ
くづく頭が下がるのである。高校のクラブ活動の練習中、小濱君は首の骨を折
るという大けがをして、それ以後車いすの生活をしている。このような日常を
送りながらも研究において友人たちに伍して、いやそれ以上の業績を上げてい
るのである。ごく最近、一九九七年四月二六日の『読売新聞』の夕刊に小濱君
についての記事がある。そこにも明るい笑顔の写真が出ている。
 小濱君はじつに積極的な男である。きわめて緻密に考えを進め、めんどうな
計算を積み重ねて、高いエネルギーの原子核反応の機構を明らかにしつつあり、
世界的に同方向の研究者の注目を浴びている。
 このような洋央君を支えているのが真実子さんである。この二人のすばらし
い結婚式に出席したが、幸福そうな洋央君と真実子さんの笑顔を見て、私は嬉
し涙がこみ上げて来て挨拶の言葉が言えなかった。それまで洋央君を支えてこ
られた御両親、とくにお母さんも安心されたことであろう。
 この二人がカリフォルニア旅行をしたと聞いてびっくりしたのは、私だけで
はない。しかし日本よりはるかに車いす生活がやりやすいアメリカである。き
っとわれわれが見る目とは異った角度から、アメリカを見て来たにちがいない。
日本の遅れた対応を改善するうえでの多くの知見が、この二人の体験記に書か
れている。きわめて参考になるすぐれた滞在記と言えよう。二人のますますの
幸せを祈りつつ筆を措く。

   一九九七年五月

                理化学研究所理事長・元東京大学総長
                           有馬 朗人
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目次

目  次
推薦のことば    有馬朗人 1
はじめに 3

第一章 いざカリフォルニアへ               13
  一 旅の準備 14
    アメリカに行ってみない?
     [コンピュータ・アクセスラボ]
    電子メイルで準備開始
     [ADA]
    どうやって行くか
     [キャスター上げ]
     [ローホー・クッション]
    航空会社を選ぶ
    予行演習で成田空港へ
    いよいよ出発
    持ち物リストと荷物の仕分け
  二 飛行機に乗る 30
    東京は雨だった
    本番の成田空港
    誰もいない機内へ
    「最善を尽くす」に安堵
    毛布をもう一枚
     [機内での食事介助]
    肘鉄で安眠妨害
     [機内での用足し]
    アメリカ大陸に上陸
    役に立った耳栓と飴
    ロスアンジェルスは快晴

第二章 はじめてのカリフォルニア             51
  一 空港からノースリッジへ 52
    やってこないスーパーシャトル
     [原子核透明度]
  二 学生寮には着いたけど 56
    灼熱のノースリッジ
    部屋の問題点・その一
    部屋の問題点・その二
    部屋の良い点
    お鍋が洗面器に
  三 研究室に初出勤 65
    テーブルが届いてひと安心
     [すてきな言葉]
    爽やかな空気の中を
    苦難の果てのローストビーフ
    スピーカーホンを購入
    二人でスーパーへ

第三章 生活の基本づくり                 81
  一 ベッド改造大作戦 82
    ベッドの高さを下げる
    沈むベッド
     [身体にいいベッド]
    担当者はいずこに
    ベニヤ板で一件落着
     [ベッド問題を振りかえって]
  二 トランスファー 94
    生活に欠かせないトランスファー
     [こまわりさん]
    クアドロピボット・トランスファー
     [クアドロピボット・トランスファー会得の修行]
  三 シャワー 104
    風呂好きの私
    介助はデイブに
    初めてのシャワー
    友だちと再会
    空気入れ騒動
    垢すりは苦手?
     [車いすでの洗髪]

第四章 クルマ社会に暮らす                121
  一 リフト付きバンサービス 122
    バルトランに初乗車
     [文京区の福祉タクシー]
    緊急事態発生
    電話で苦情
    今日が初仕事?
    アフリカ系運転手の意外な日本像
    予約にはひと苦労
    お騒がせ
    バルトラン利用のこつ
     [自動車の乗り降り]
  二 リフト付き路線バス 142
    週末は出かけよう
    リフトバスで映画見物に
    RTDバスがやってきた
     [RTDバス]
    RTDバス体験
    字幕なしでも楽しめた「ターミネーター2」
     [ランプとスロープ]

第五章 障害をもつ人の支え                157
  一 コンピュータ・アクセスラボ 158
    音声入力装置「ドラゴン」
     [私のコンピュータ入力法]
    ヘッドポインターと呼気スイッチ
    アクセスラボの利用者
    スクリーン・キー
    日本での普及状況
  二 自立生活センター 169
    障害をもつ人の権利を守る
    本人の抗議が効果的
    写真を撮っていいですか

第六章 カリフォルニアの熱い日々             179
  一 あこがれのステーキ 180
    メクスクンとの出会い
    パン屋と勘ちがい
    ステーキに再挑戦
     [手動ドアの通り方]
    チップの置き方
    油断大敵
    私はメキシコ系!
  二 カルテクのセミナーに参加 193
    駐車場での記念撮影
    カフェテラスにもリフトが
    若い人だけでセミナー
     [CSUNとカルテク]
  三 念願のユニバーサル・スタジオへ 201
    時のたつのも忘れて
    優先席はいつもS席
     [日米・人混み比較]
    E.T.館で未知との遭遇
  四 ハリウッドの夜遊び 211
    リフト付きバンを借りて
    夜のダウンタウン
    駐車違反は罰金千ドル
    グリフィス天文台の歴史的外観
     [美術館のかっこいいエレベーター]
    ついに夜景が
    恐怖のろう人形館

第七章 ノースリッジは今日も晴れ             225
  一 ありがとうデイブ 226
    食事に招待
    上手な箸づかい
    ドウイタシマシテ
  二 いよいよ帰国 232
    希望の座席を確保
    学生食堂のお姉さんともお別れ
    スーパーシャトルの予約を確認
    あと片付けをすませて
    短い夏の終わり

あとがき 239
参考文献 245
イラスト・写真:小濱真実子
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おくづけ

[著者紹介]
小濱 洋央 こはま・あきひさ
一九六四年、横浜市に生まれる
東京大学大学院博士課程修了。理学博士
日本社会事業大学非常勤講師(数学)
一九九三年四月〜一九九六年三月:日本学術振興会特別研究員
専門:原子核理論(ハドロン物理学)
趣味:甘味探求、コンピュータ、読書

小濱(大木)真実子 こはま(おおき)・まみこ
一九六五年、横浜市に生まれる
日本社会事業大学卒業。社会福祉士
趣味:旅行、音楽鑑賞

視覚障害その他の理由で活字のままでこの本を利用できない人のために、営利
を目的とする場合を除き「録音図書」「点字図書」「拡大写本」等の製作をす
ることを認めます。その際は著作権者、または小社までご連絡ください。

小濱洋央の研究内容の詳細については、以下のホームページをご覧ください。
http://tkynt2.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~kohama
目の不自由な方のために,本文のテキストもそこで公開しています。

車いすでカリフォルニア
●
1997年7月1日 第一版第一刷発行
著 者――小濱洋央・小濱真実子
発行者――大石 進  発行所――株式会社 日本評論社
  東京都豊島区南大塚3-12-4 振替00100-3-16
  電話 03-3987-8621(販売),-8595(編集)
印刷所――中央印刷株式会社
製本所――牧製本印刷株式会社
装 幀――鈴木俊秀
●
  KOHAMA Akihisa and KOHAMA Mamiko 1997  Printed in Japan
 本書の全部または一部を無断で複写複製(コピー)することは、著作権法上
での例外を除き,禁じられています。本書からの複写を希望される場合は、日
本複写権センター(03-3401-2382)にご連絡ください。
ISBN 4-535-56042-0

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取り上げて下さったメディア

  これまでに、拙著『車いすでカリフォルニア』を取り上げて
くださったメディアの一覧です。                        小濱 洋央
                                             2000年 10月 27日

                    ■■■ 新 聞 ■■■

 1. 読売新聞・夕刊(東日本版)、第43461号、3,4,5版、
    1997年 4月 26日(土)、
    第二社会面、p.10、土曜スコープ「車イス先生、大学の教壇へ」
 2. 毎日新聞・朝刊(全国版?)、第43558号、14版、
    1997年 6月 6日(金)、
    生活・いきいき・家庭、p.17、「車いすで、海外旅行を、気持ちよく」
    −−大学講師夫妻・体験記を出版、アドバイス−−
 3. 朝日新聞・朝刊(全国版)、第39993号、14版、
   『車いすでカリフォルニア』、広告、
    1997年 6月 28日(土)、p.1、
 4. 毎日新聞・朝刊(全国版?)、第43581号、14版、
   『車いすでカリフォルニア』、広告、
    1997年 6月 29日(日)、p.10、
 5. 読売新聞・朝刊(全国版?)、第43525号、14版、
   『車いすでカリフォルニア』、広告、
    1997年 6月 29日(日)、p.1、
 6. 点字毎日、第3846号、p.9
    「障害種別を越えた海外ルポ」−−インターネットでデータも提供−−、
    週刊(毎日曜日発行)、1997年 6月 29日(日)、毎日新聞社
 7. 朝日新聞・朝刊(全国版)、第40004号、12版、
    1997年 7月 9日(水)、
    家庭、p.18、「車いす海外旅行の一助に」
    −−学者夫妻が体験を本に−−
 8. しんぶん赤旗、日刊第16819号、10版、
    1997年 8月 5日(火)、
    話題この人「小濱洋央・真実子さん」、国際、p.6、
    「車いすの滞在記、『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)
    を夫妻で出版した」
    発行:日本共産党中央委員会
 9. 福祉新聞(週刊)、第1885号、1997年 9月 8日(月)、p.4、
    ブックエンド・障害者(児)福祉『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)
    月曜日発行(月四回)、発行:株・福祉新聞
10. 日本経済新聞・夕刊(全国版)、第40169号、3版、
    1997年 9月 27日(土)、p.9、(家庭)、
    本棚、『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)
----------------------------------------------------------------------
                ■■■ テレビ・ラジオ ■■■

 1. テレビ東京(12ch)・ファミリー東京、「バリアフリー交通事情」
    1997年 7月 10日(木)、9時 00分〜 9時 30分、 
    企画制作・東京都教育委員会、制作協力・現代映像株式会社、  
 2. TBSラジオ(954KHz)「秋山ちえ子の談話室」
    1997年 7月 17日(木)、10時〜10時10分、 
 3. 日本テレビ( 4ch)、24時間テレビ チャリティー・リポート(全国放送)
    「車椅子で海外旅行を」
    1997年 8月 23日(土) 4時 55分 〜 5時(実質放映時間 2分半)
 4. 文京区民チャンネル( 5ch)、お茶の間アワー2時から3時、
    「今日のお客様」(14:10-30)小濱洋央・真実子夫妻、
    1997年 9月 8日(月) 14時 00分 〜 15時 00分(生放送)
    1997年 9月 8日(月) 18時 00分 〜 19時 00分(再放送)
    1997年 9月 8日(月) 22時 00分 〜 23時 00分(再放送)
    東京ドームスタジオ、東京ケーブルネットワーク
----------------------------------------------------------------------
In California

 1. United Television Broadcasting Systems (UTB), CH56, 
    7:00-7:15, OHAYO WIDE: News、Jul.10(Thu), 1997. 加藤由佳さん
 2. Bridge U.S.A.  FM106.3MHz
    8:45-8:50, ちょっとブレイク、Jul. 7(Mon), 1997. 林真実さん
    8:45-8:50, ちょっとブレイク、Jul.14(Mon), 1997.
 3. Radio Pasific Japan (RPJ), AM1190KHz.
    17:30-?, アラカルト、Jul.16(Wed), 1997.
----------------------------------------------------------------------
               ■■■ 雑誌・機関紙・等 ■■■

 1. 協会ニュース、p.19、
    読売新聞「車イス先生、大学の教壇へ」(コピー)、
    1997年6月、No.1、栃木県医療社会事業協会
 2. SSKO頚損「葉話友」、
    「おまけのBook&Book」
    Vol.62 (1997) p.19. 
    1997年 6月 7日発行、神奈川頚髄損傷者連絡会、
    訂正とおわび:SSKO頚損「葉話友」、Vol.64 (1997) p.?. 
    1997年 9月 9日発行、神奈川頚髄損傷者連絡会、
 3. 書評誌『ほん』、97年 7月号、特集「癒しにおける知」、
    自著紹介『車いすでカリフォルニア』、
    「夏のノースリッジ、六〇日間滞在記」[著者の一人・こはまあきひさ]
    1997年 7月 1日、第 252号、P.9、東大生協『ほん』編集委員会
 4. KSK 火曜かわらばん、No.475、
    「陽光(ひかり)まぶしいカリフォルニアへ」
    1997年 7月 6日(日)、障害者活動センター「きょうの会」。
 5. SSKO 会報『文肢協』、
    「車いすでカリフォルニア、
    文肢協会員・小濱洋央氏、小濱真実子様とお二人の体験記を出版!!」
    p.14、No.50、1997年 7月 15日・夏期号、
    編集・文京区肢体障害者福祉協会、発行・身体障害者団体定期刊行物協会、
 6. 学園通信、「編集部雑記」[大沢洋一郎]
    「車いすでカリフォルニア」(日本評論社)
    p.28、No.17、1997年 7月 18日、栄光学園・学園通信委員会、
 7. はがき通信〜四肢マヒ者の情報交換誌〜、
    『車いすでカリフォルニア』を出版しました、
    ひとくちインフォメーション「新刊コーナー」、小濱洋央、
    No.46、1997年 7月号、P.13.
    編集委員: 松井和子、発行委員: 向坊弘道、広報委員: 麸沢孝
 8. 在宅介護応援マガジン『ほっとはあと通信』、Hot Heart News、
    HUMAN NET、「小濱洋央さん・小濱真実子さん」
    創刊号(Vol. 1)、p.11、1997年 8月 1日発行、季刊(春・夏号)、
    発行:株式会社ヘルシーライフサービス
 9. SSKS スタジオ“I”生活支援ネットワーク・支援ネットニュース
    新刊紹介「スタジオ“I”会員・小濱さんの本が出たよ〜!」
    p.3、通巻 584号、1997年 8月 6日・お知らせ号、
    編集・スタジオ“I”生活支援ネットワーク、
    発行・身体障害者団体定期刊行物協会、
10. TRONWARE、
    新刊紹介『車いすでカリフォルニア』、
    小濱洋央、イネーブルウェアのページ、
    VOL.46、Aug.10 (1997) p.89.
    パーソナルメディア株式会社
11. EYEマーク通信、“ともに生きる”−−ヒューマン・ネットワーク、
    夏期号(季刊)、P.2、「EYEマーク」掲載本最新情報、
    1997年 8月 15日発行、EYEマーク・編集委員会
12. 思想運動、書評特集、『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)、
    1997年 8月 1日・15日合併特大号、p.9、'97-8-1-15、No.568、
    活動家集団・思想運動、発行:小川町企画、
13. 「対話の窓」、数学セミナー、Vol.36、No.9(通巻432号)、
    ノースリッジの短い夏、小濱洋央・小濱真実子、
    『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)、広告、
    1997年 9月 1日、p.101 & p.102、他日本評論社刊全雑誌、
14. 【お知らせコーナー】、『車いすでカリフォルニア』
    ぼらんてぃあニュース、1997年 8月号、p.2、
    お詫びと訂正:1997年 9月号、p.2、
    文社協ボランティアセンター
15. 本の紹介『車いすでカリフォルニア』、
    小濱洋央、SSKA頚損、No.68、p.37、1997年 8月31日発行、
    全国頚髄損傷者連絡会、
16. まさご、《新刊・近刊・既刊本》、
    『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)[高嶺麗子]
    第 241号、1997年 9月 2日、p.3、文京区立真砂図書館
17. 自著紹介(From Writer)、『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)
    小濱洋央・小濱真実子、p.40
    季刊『読書のいずみ・izumi』、1997年 9月 ?日、No.72、秋号、
    全国大学生活協同組合連合会・発行(三月・六月・九月・一二月発行)
18. 本・新刊紹介、『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)[小島操]、
    身体の不自由な方の情報誌「われら人間」、for high quality life、
    1997年 9月 20日発行(年4回発行)、第 82号、p.33、
    発行・編集:社会福祉法人・身体障害者自立情報センター
19. 著書紹介・読んで!『車いすでカリフォルニア』、
    小濱洋央・小濱真実子、KSK「FLANKER」
    1997年 9月 26日発行(年4回発行)、No.18、p.52、
    発行・編集:プロップ・ステーション
20. 京滋福祉情報誌・季刊「きらり」、
    「ほんネ」、『車いすでカリフォルニア』、p.27-28、
    Vol.10、1997年秋号、1997年 10月 1日発行、
    財団法人・京都新聞社会福祉事業団
21. 山形タウン情報・月刊「ういずy」、
    Books、『車いすでカリフォルニア』、p.50、
    第22巻、10月号(通巻241号)、1997年、株・ウィズ・ワイ
22. 福祉広報、ANTENNA、
    BOOK[今月の図書紹介]、『車いすでカリフォルニア』、
    1997年 10月号、No.466、p.12、1997年 10月 8日発行(毎月一回八日発行)、
    福祉広報第466号、
    発行:社会福祉法人・東京都社会福祉協議会、
23. 地域雑誌「谷中・根津・千駄木」「谷根千」(季刊)、
    「マッチラベルに残る町」、
    確連房通信&谷根千の本棚『車いすでカリフォルニア』[山崎範子]、
    p.40-41、其の五十一、1997年 10月 15日発行、
    編集・発行:谷根千工房 仰木ひろみ+森まゆみ+山崎範子
24. 大阪大学生協「読書探検」、
    「皆が楽しめる臨場感あふれる海外滞在記」
    『車いすでカリフォルニア』[坂井任]
    p.12、第 21号、1997年 10月 15日発行、
    大阪大学生協「読書探検」編集委員会
25. 学園通信、自著紹介『車いすでカリフォルニア』、
    小濱 洋央(32期・1984年 3月卒)、
    p.39、No.18、1997年 10月 31日、栄光学園・学園通信委員会、
26. ばりあふりー(月刊)、特別企画・趣味を楽しむ、
    ばりあふりー掲示板・Books、『車いすでカリフォルニア』、
    1997年 11月号、No.8、p.83、1997年 11月 16日発行、
    発行:ベースボール・マガジン社
27. Active Japan、アクティブ・ジャパン、SPORTS & LIFE、
    INFORMATION、
    PICK UP BOOK「読書の秋にこの一冊〜」、『車いすでカリフォルニア』、
    Vol.10、Winter、p.83、1997年 12月 1日発行、
    発行:メディアワークス、発売:主婦の友社
28. 月刊タウン情報・もんみや、TOCHIGI 食べる・見る・遊ぶ情報マガジン、
    BOOK、NEW BOOKS、『車いすでカリフォルニア』、
    1997年 11月号、No.243、p.39、1997年 10月 25日発行(毎月一回発行)、
    発行:株・新朝プレス
29. PLAZA DATA PRESS、
    新刊図書紹介、『車いすでカリフォルニア』、
    1997年 11月号、Vol.39、p.5、発行日 1997年 11月 30日、
    編集・発行:神奈川県福祉プラザ(担当:相談情報部・情報班)
30. Pacific News、
    本の紹介、『車いすでカリフォルニア』、
    Vol.100、p.23、January 1, 1998、
    編集・発行:パシフィックニュース編集室、
    パシフィックサプライ株式会社
31. 週刊金曜日、本の自己紹介:自薦
    『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)
    題名:車いすでの海外滞在ももう怖くない
    1998年 1月 号、No.?、p.38、1998年 1月 9日発行、
    編集・発行:株・金曜日
32. 障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」、
    ワイワイらんど・書評『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)、
    編集人:「そよ風のように街に出よう」編集部(編集責任・河野秀忠)、
    障害者問題資料センター・りぼん社気付、
    No.58、p.69、1998年 1月8日発行、
33. ほっぷ・HOP(the Handicapped and Old age Partner)、
    シルバー世代と障害をもった人の趣味・生活をパワーアップ、
    神奈川・東京西部版、
    シリーズ人 小濱洋央さん・真実子さん、
    「障害のある人と介助者の海外生活体験記を出版。」
    Vol.8、March、p.4、1998年 3月(毎月1回発行)、
    編集・発行:株・ピー・アンド・エイ・プランニング
34. KSKP障害者情報クラブニュース、
    『車いすでカリフォルニア』(日本評論社)自著紹介、
    小濱洋央・小濱真実子、
    第11号、p.11-12、1998年3月26日発行、
    編集者:障害者情報クラブ、
    編集責任者:障害者情報クラブ事務局長・坂上正司、
35. やさしい手、安心介護を応援します、
    「お宅の晩ご飯拝見」
    東京都・小濱真実子さん、「料理は手抜きを優先しています」
    p.12、春号、第59号(第11巻第 2号)、1998年 4月 1日発行(偶数月一日発行)
    発行所:婦人生活社
36. 婦人之友、
    街角からのおすすめ本・4、「障害」という言葉が気になって[山崎範子]、
    1998年 4月号、p.182-183、
    第92巻第 4号、1998年 4月 1日発行(毎月一回一日発行)
    編集人:宇都宮雍子、発行所:婦人之友社
37. The EIKO ALUMNI、
    「新刊書から」『車椅子でカリフォルニア』(日本評論社)[?]、
    Vol.49、p.15、1998年 5月 1日発行、
    発行人:栄光学園同窓会・湯沢三郎、編集人:後藤典彦、
    発行所:栄光学園同窓会
38. 小濱博士のホームページ、[岩城英一さんより]
    KSKQ京都頚損ニュース、6月、
    通巻2374号、p.8、1998年 9月 23日発行、
    編集人:京都頚髄損傷者連絡会、事務局:下村修
    発行人:関西障害者定期刊行物協会
39. 10月17日(土)の学習会、小濱博士に!、
    KSKQ京都頚損ニュース、7月、
    通巻2419号、p.8、1998年 11月 7日発行、
    編集人:京都頚髄損傷者連絡会、事務局:下村修
    発行人:関西障害者定期刊行物協会
40. 秋の学習会のお知らせ!、
    行事案内・秋の学習会のご案内、
    KSKQ京都頚損ニュース、9月、
    通巻2473号、p.1 & 2、1998年 12月 31日発行、
    編集人:京都頚髄損傷者連絡会、連絡先:末田憲斐呂、
    発行人:関西障害者定期刊行物協会
41. グラビア・原子核物理学研究者 小濱洋央さん、
    写真・文/小山博孝、
    障害者と雇用・働く広場、
    労働省・日本障害者雇用促進協会
    No.276、p.17-20、2000年 8月 20日発行、
    編集人:日本障害者雇用促進協会 広報課長・山口芳幸、
    発行人:常務理事・小島迪彦
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はじめに

   はじめに

 あれからもう五年半がたつ。
 私(あきひさ)は、今も原子核物理の研究を続けている。その間、ノースリ
ッジは大地震に見舞われ、まだその傷跡は残っていると聞いた(ノースリッジ
地震、一九九四年一月一七日早朝)。私の中では、黄土の平野と青い空、照り
つける熱い日差しとが、強烈な印象で生き続けている。
 私たちが居住地としたノースリッジ(Northridge)は、ロスアンジェルスか
ら北西へ五○キロほど行った静かな町である。治安がよく、夜でも安心して出
歩くことができた。
 その地での二カ月間の生活は、私と妻にいろいろなことを教えてくれた。車
いすからの視線だからこそ、なおさらたくさんのことが見えたのだと思う。こ
の貴重な経験をそのまま忘却の彼方に押しやってはもったいない。そこで、二
人でまとめていくことにしたのである。
 一九八○年春、私は高校の部活動中の事故で頸髄五番を損傷した。それ以来、
車いすでの生活を送っている。障害の正式名は「頸髄損傷による四肢体幹機能
障害」といい、〈頸髄損傷者〉あるいは〈頸損〉とよばれる者の一人だ。いわ
ゆる〈重度身体障害者〉で、障害者手帳には「第一種一級身体障害者」と記さ
れている。
 一九九三年三月には大学院博士課程を修了し、長かった学生生活にようやく
終わりを告げた。そしてその四月からは、大学で研究員として原子核物理学の
理論的研究を続けている。一九九一年一月に結婚し、大学からすぐ近くのマン
ションに妻と二人で住んでいる。
 この研究という商売は、研究それ自体と発表がつねに一組になっている。い
くらすごい発見をしても、発表しなければ何もなかったのと同じである。そう
いった仕事がら、学会発表や研究会での発表は大きな意味をもっている。その
ため、私はこれまでに何度も国内旅行を経験してきた。
 ところが残念なことに、車いすを使って生活する者にとって、移動は依然と
して頭の痛い問題の一つだ。公共の交通手段を用いて日本国内を移動するには、
まだまだ苦労が多いのである。とくに、重度の身体障害があればなおさらだ。
私の場合、かつて入院していたときにお世話になった理学療法士の加藤祝也さ
んのご協力のかいもあって、大きな失敗もなく国内旅行の経験を積み重ねるこ
とができた。そして、そこから多くのことを学んだ。
 たとえば、新幹線の車いす用の席を予約するにはどうしたらよいか、車いす
で泊まりやすい部屋があるホテルを探すにはどうするか、そして現地でリフト
タクシーを利用するには、などなど、国内旅行に関して事前に準備しておくべ
きことは、ひととおりわかったつもりである。
 そして、一九九一年夏には、二カ月間のカリフォルニアでの生活を妻と二人
で送ることになった。その渡米にあたっては、国内旅行の際に集めたような情
報をどのように入手するかにとても頭を痛めた。必要な情報を、まとまったか
たちで手に入れるのが難しかったのである。病院の関係者にたずねて車いすで
の海外生活経験者を紹介してもらったり、資料を送ってもらったりと、苦労し
た。その準備の最中に、車いすで海外に出るときの手引書の必要性を強く感じ
たのであった。
 さて、この本の特徴に入ろう。この本で扱っている地域はアメリカのカリフ
ォルニア州ロスアンジェルス近郊に限られている。その点ではあまり一般性が
ない。しかし、何よりも具体的であることを意識して書いた。飛行機の中での
過ごし方や現地での生活上の工夫は、多くの場合に応用がきくと思う。それに、
アクシデントや困ったときの私なりの対処法もできるだけ具体的に記した。私
と同程度の身体障害をもたれた方がたが、これから海外、とくにアメリカに行
かれるときには参考になるはずだ。
 アメリカは、世界的にみれば決して福祉の進んだ国ではない。滞在中も、想
像以上に不便なことが多くて苦労した。でも、工夫すればなんとかなることも
しばしばあった。黙っている人には手をさしのべてはくれないが、きちんと主
張すればそれを聞いてくれる人がいる。そこがアメリカの面白いところだ。
 こうした旅行の様子が少しでもわかれば、出発まえにも少しは楽な気分でい
られると思う。また、私が準備で行った面倒くさい多くのことは、誰もが必ず
やらねばならないことばかりではない。私の経験を踏み台として、より多くの
身体に障害をもった方が海外で貴重な体験を積まれることを祈っている。
 こうした多くの情報を伝えるのがこの本の目的ではあるが、一方でこの本は
旅行記の体裁もなしている。日ごろ車いすに乗った人との関わりがなく、
 「頸髄損傷って何?」
と思うような方たちにも、ぜひ読んでいただきたい。海外の地で、車いすに乗
った人間が何を考えてどのような行動をするか楽しんでほしい。そして、そこ
から車いすに乗っている者の一つの生態を知ってもらえれば、この本を書いた
かいもあったというものである。

 私(真実子)は、洋央と一九八六年に出会い、その四年後に結婚した。そし
て、アメリカ行きに介助者として同行することになった。社会福祉専門の大学
を卒業してから彼と結婚するまでの約二年間、身体に障害をもった人の地域作
業所で職員として働いていた。現在は夫の介助をする必要から無職であり、世
間では「主婦」という肩書になる。以前から、そのうち海外へ行くかもしれな
いという話は聞いていたので、いつになるかな、とひそかに心待ちにしていた。
英語に自信はないけれど、持ち前の楽天的な性分でアメリカをカッポして見聞
を広めようという心意気で渡米に臨んだ。
 本文中、(真)とあるのは、私の記述であることを示す。
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参考文献

   参考文献


アリソン・ウォルシュ編(森実真弓訳・おそどまさこ編)
『車椅子はパスポート』山と渓谷社、一九九四年。

石坂直行『ヨーロッパ車いすひとり旅』日本放送出版協会、一九七三年。

『エアリアガイド』一○二「アメリカ西海岸の旅」昭文社、一九九○年。

おそどまさこ『障害者の地球旅行案内』晶文社、一九九六年。

小濱洋央「四肢まひ者のコンピュータ利用・現状と展望」
TRONWARE、第二八号、八五頁、パーソナルメディア株式会社、一九九四年八月。

小濱洋央「一本指入力の基本仕様とその比較:BTRON vs. Macintosh vs. MS-DOS」
TRONWARE、第三二号、九○頁、パーソナルメディア株式会社、一九九五年四月。

小濱洋央「ボストン旅行記」『頸損』第五七〜五九号、
全国頸髄損傷者連絡会、一九九四年。

坂村 健『TRON概論』共立出版、一九八八年。

坂村 健監修、社団法人トロン協会編集・発行『BTRONへの招待』
パーソナルメディア株式会社、一九九三年。

『地球の歩き方』五七「ロスアンゼルス」一九九○年〜九一年版、
ダイヤモンド社、一九九○年。

中野善達・藤田和弘・田島 裕編『障害をもつアメリカ人に関する法律』
湘南出版社、一九九一年。

福祉文化学会監修、草薙威一郎・馬場 清編
『障害者アクセスブック・海外旅行編』中央法規出版、一九九二年。

八代英太・富安芳和編『ADAの衝撃』学苑社、一九九一年。

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KOHAMA, Akihisa